ソナタ へ長調 作品5−10
VIDEO
YoutubeのRJP応援チャンネル「リコーダーの底力」
全曲をノーカットで試聴できます
★この曲を収録したCDつき楽譜★
2178 アルトリコーダー用 1500円+税
SR-095 アルトリコーダー用 3800円+税
ダウンロード製品 620円(税込)
RG-178 アルトリコーダー用 900円+税 (絶版)
★解題★
「英国人ヴァレンタイン作 独奏フラウト(アルトリコーダー)と通奏低音のためのソナタ 作品5 第1部」(SONATA
A FLAUTO SOLO COL BASSO /Roberto Valentine Inglese opera quinta parte prima) は、6曲から成り、1715年ごろにローマで出版されました。続いて1716年ごろにアムステルダムで、1718年ごろにロンドンでも出版されましたが、これらの版はさらに6曲を加えた12曲入りになっていました。(ということは、ローマ版にも本来「第2部」があったのかも知れません。)
さすがに「音楽の本場・イタリア」でリコーダー奏者として活躍したというだけあって、華麗にして才気あふれる作風です。
★解説★
6つの短い楽章から成っています。
第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の4拍子です。メロディーの骨組みはいたってシンプルですが、そこに細かな装飾をほどこすことで音楽が成り立っています。
第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の2拍子。ヴァレンタインらしい「ゴキゲン」な楽章です。屈託のない明るさが身上。
第3楽章はマルチア(マーチ)と指定されています。ほとんどが「1の和音(主和音)」でてきているというやや実験的な内容になっています。
第4楽章はアダージョ、4分の3拍子で、リズムの特徴からするとサラバンドかも知れません。後半の心のこもった音楽が耳に残ります。
第5楽章は4分の3拍子のメヌエットです。トリルを小気味よく決めるとなかなか爽快感があります。ちょっと見には平凡なようですが、なかなかの出来栄え。
第6楽章はアレグロと指定された8分の6拍子のジークで、疾走するスピード感の曲です。これ以上ないほどの短さですが、後半に出てくるタイを用いた少し長い音に力があって、光るものがあります。
※演奏例がお聴きいただけます
■リコーダーによる演奏
第1楽章 (C−1)
第2楽章 (C−1)
第3楽章 (B−3)
第4楽章 (C−1)
第5楽章 (B−2)
第6楽章 (B−3)
※カッコ内は指回り難度 です。
※リコーダー演奏: 石田誠司 チェンバロ演奏: 石田誠司 (使用楽器はRJP所有のデジタルサンプリング音源)
ヴァレンタインのページにもどる
HOME
Copyright 2016-2024 RecorderJP Inc. All rights reserved
.