リコーダーJP R. ヴァレンタイン作品


ソナタ ト長調 作品2−3


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★この曲を収録したCDつき楽譜★
2212 アルトリコーダー用 1800円+税
RG-212 アルトリコーダー用 1200円+税(絶版)
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★解題★

 「英国人ヴァレンタイン作 独奏フラウト(アルトリコーダー)とチェンバロまたはヴィオローネによる通奏低音のためのソナタ 作品2」(Sonate di flauto a solo col basso per il cimbalo o violone /Roberto Valentine Inglese opera seconda) は、12曲から成り、1708年ごろにローマで出版されました。

 さすがに「音楽の本場・イタリア」でリコーダー奏者として活躍したというだけあって、華麗にして才気あふれる作風です。


★解説★

 4つの楽章から成り、比較的小粒ではありますが、姿よくまとめられた佳品です。

 第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の4拍子です。高い音域からテーマが歌いだされ、間もなくひと息つくと、ニ長調でテーマが確保されるのに続いてリズミックな副主題が続き、あとは2つの主題を素材として短い展開と収束になります。

 第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の3拍子。コレンテなのでしょうか。活発に動きながらも歌謡性ゆたかに音楽を進めます。

 第3楽章はラルゴ(広びろと)、4分の3拍子です。サラバンドふうのモチーフから始まります。付点のリズムで味付けしながら音楽を進め、最後はホ短調になってフリギア終止で第4楽章を呼びます。

 第4楽章はアレグロのジークで、8分の6拍子です。3つの八分音符をスラーで結ぶのは、コレルリやボノンチーニにも例のある、ヴァイオリン的なアーティキュレーションです。




※演奏例がお聴きいただけます

■リコーダーによる演奏
第1楽章(B−2)
第2楽章(C−1)
第3楽章(B−2)
第4楽章(C−1)

※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー演奏:
石田誠司  チェンバロ演奏: 石田誠司 (使用楽器はRJP所有のデジタルサンプリング音源)


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