ソナタ イ短調 作品2−9
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★この曲を収録したCDつき楽譜★
2235 アルトリコーダー用 1800円+税
SR-120 アルトリコーダー用 3800円+税
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★解題★
「英国人ヴァレンタイン作 独奏フラウト(アルトリコーダー)とチェンバロまたはヴィオローネによる通奏低音のためのソナタ 作品2」(Sonate
di flauto a solo col basso per il cimbalo o violone /Roberto Valentine
Inglese opera seconda) は、12曲から成り、1708年ごろにローマで出版されました。
さすがに「音楽の本場・イタリア」でリコーダー奏者として活躍したというだけあって、華麗にして才気あふれる作風です。
★解説★
4つの楽章から成っています。規模は大きくありませんが、筆の冴えがすばらしく、珠玉のような名品とは本作のような作品を言うのでしょう。
第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の3拍子です。付点のリズムも三連符も出てきてリズムが多彩ですが、それよりも途中の転調(ホ短調→ハ長調)がハッとするほど美しくて魅せられます。
第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の4拍子です。八分音符による同音連打、16分音符の音階といったモチーフを駆使してスピード感のある音楽をくりひろげます。
第3楽章は、 調号はイ短調(つまり調号なし)のまま変わっていませんが、ホ短調で始まりホ短調で終わります。途中はニ長調やト長調への転調はありますが、一度もイ短調(この作品の基本的な調)には行きません。哀切な調べ。
第4楽章は8分の6拍子のジーグで、アレグロと指定されています。切れ味の鋭いテーマで始まり、目の覚めるような分散和音のひらめき、よく歌う音階的な進行など、冴えた内容の音楽が続きます。
※演奏例がお聴きいただけます
■リコーダーによる演奏
第1楽章 (B−2)
第2楽章 (C−1)
第3楽章 (B−2)
第4楽章 (C−2)
※カッコ内は指回り難度 です。
※リコーダー演奏: 長井 舞さん チェンバロ演奏: 石田誠司 (使用楽器はRJP所有のデジタルサンプリング音源)
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