ソナタ ヘ長調 作品2−12
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★この曲を収録したCDつき楽譜★
2250 アルトリコーダー用 1800円+税
SR-127 アルトリコーダー用 3800円+税
ダウンロード製品 620円(税込)
★解題★
「英国人ヴァレンタイン作 独奏フラウト(アルトリコーダー)とチェンバロまたはヴィオローネによる通奏低音のためのソナタ 作品2」(Sonate
di flauto a solo col basso per il cimbalo o violone /Roberto Valentine
Inglese opera seconda) は、12曲から成り、1708年ごろにローマで出版されました。
さすがに「音楽の本場・イタリア」でリコーダー奏者として活躍したというだけあって、華麗にして才気あふれる作風です。
★解説★
「作品2」のトリを務めるだけあって、いろいろな工夫の凝らされた意欲作です。
第1楽章がグラーヴェ(重々しく)、4分の4拍子です。短い音型を執拗に用いて旋律を形成します。親しみやすい、平明な語り口です。最後は、アダージョ・エ・ピアノ(ゆっくりと静かに)の指定でやすらかな感じで半終止します。
第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の4拍子です。通奏低音より1小節先行して独奏楽器が力強いテーマを奏して始まります。16分音符連続のかろやかなモチーフが魅力的です。
第3楽章はラルゴ(広びろと)、4分の3拍子です。独奏楽器を低音が2小節遅れで追いかける同度(2オクターブ差)のカノンとして書かれています。終止でいったん前半をしめくくったあと、後半も同様に同度のカノンとして始まりますが、最後は6度(1オクターブ+6度)違いの模倣に切り替えてまとめています。
第4楽章は再びアレグロで、後期バロックの器楽曲では珍しい、8分の9拍子の軽快なジークです。しかも途中ではわざわざ拍子を4分の3拍子に書き換えてのヘミオラが挟まれ、めざましい効果を上げます。
※演奏例がお聴きいただけます
■リコーダーによる演奏
第1楽章 (B−3)
第2楽章 (C−1)
第3楽章 (B−2)
第4楽章 (C−1)
※カッコ内は指回り難度 です。
※リコーダー&MIDI チェンバロ演奏: 石田誠司 (使用楽器はRJP所有のデジタルサンプリング音源と全音1500BN)
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