ソナタ ニ短調 作品3−1
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RJP応援チャンネル「リコーダーの底力」
★この曲を収録したCDつき楽譜★
2258 アルトリコーダー用 1800円+税
SR-131 アルトリコーダー用 3800円+税
ダウンロード製品 620円(税込)
★解題★
ヴァレンタインの「12のソナタ・作品3」は、「作品2」の発表の2年後、1710年にローマで出版されました。矢継ぎ早に作品が出版されている様子から、往年の活躍ぶりと作品の人気がしのばれます。
★解説★
曲集の冒頭を飾るニ短調のソナタは、作曲者の充実を感じさせる名品で、のちに「作品6」の無伴奏デュオソナタ集でもこのソナタを編曲した作品が収録されました。
第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の4拍子です。印象の鮮やかな主題をていねいに扱いながら音楽を進めます。途中に導入される三連符のエピソードも音楽に新鮮な風を呼び込んで成功しています。
第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の2拍子です。ヴァレンタインらしいすっきりとした主題を挟みながら2つの副主題を示すロンドとみてよいと思いますが、リピートをすべて行なうと、A−A−B−A−C−A−B−A−C−Aという形式になっています。
第3楽章は再びアダージョで、2分の3拍子です。分散和音を多く含む主題で始まり、ヘミオラの終止で終わるフレーズを重ねていきますが、旋律線が味のある変化をみせるほか、転調にもリズミックな変化の持ち込みかたにも工夫があって、内容の濃い楽章になりました。
第4楽章は再びアレグロで、8分の6拍子のジークふうの終曲です。躍動感・スピード感があって運動性の魅力も十分持ちながら、内容的にもヒネリが利いていて、類型を脱したすぐれた出来栄えです。
※演奏例がお聴きいただけます
■リコーダーによる演奏
第1楽章(B−3)
第2楽章(C−1)
第3楽章(B−2)
第4楽章(C−1)
※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー&MIDIチェンバロ演奏: 石田誠司 (使用楽器はRJP所有のデジタルサンプリング音源と全音G-1A)
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