リコーダーJP R. ヴァレンタイン作品


ソナタ ハ長調 作品3−4


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★この曲を収録したCDつき楽譜★
2271 アルトリコーダー用 1800円+税
SR-142 リコーダー用 3800円+税
ダウンロード製品 620円(税込)



★解題★

 ヴァレンタインの「12のソナタ・作品3」は、「作品2」の発表の2年後、1710年にローマで出版されました。矢継ぎ早に作品が出版されている様子から、往年の活躍ぶりと作品の人気がしのばれます。


★解説★

 4つの楽章から成り、緩急緩急の構成です。4分の3拍子の楽章が3つ続くのはやや異例かも知れません。

 第1楽章はラルゴ(広々と)、4分の3拍子です。独奏パートには前半の途中から付点の跳ねるリズムが登場し、後半に入ると跳ねるリズムが支配的になります。ところが低音はずっと八分音符の均分リズムによる伴奏を最後まで貫きますので、その意味での独奏パートとの衝突が、全体を通じての味になっています。

 第2楽章はコレンテと題され、アレグロ(快活に)、4分の3拍子です。八分音符の動きが中心で、分散和音や2声部音型も駆使して、生き生きとした、また多彩な表情の音楽を繰り広げます。音楽演奏の楽しさに満ちた佳品です。

 第3楽章はアダージョ(ゆっくりと)と指定されたサラバンドで、またも4分の3拍子。第1楽章とよく似た主題で始まり、こじんまりと品良くまとめれています。

 第4楽章は再びアレグロで、8分の6拍子のジーグです。非常に生きのいい主題で始まり、比較的大きな跳躍を多用した、生命感に満ちたすぐれた終曲になっています。


※演奏例がお聴きいただけます

■リコーダーによる演奏
第1楽章(B−2)
第2楽章(C−1)
第3楽章(B−1)
第4楽章(C−1)

※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー&MIDI
チェンバロ演奏: 石田誠司 (使用楽器はRJP所有のデジタルサンプリング音源と全音G-1A)


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