リコーダーJP ディヴィジョン・フルート
レディングのグラウンド
全曲(ノーカット)が試聴できます
(YoutubeのRJP応援チャンネル「リコーダーの底力」)
★この曲を収録した伴奏音源つき楽譜★
2210 リコーダー用 1200円+税
RG-210 リコーダー用 900円+税 (絶版)
SR-157 リコーダー用 3800円+税
ダウンロード製品 1240円(税込)
★曲集「ディヴィジョン・フルート」について★
ディヴィジョンとは、多くの回数繰り返し演奏される低音パターンに乗せて、即興的に演奏された一種の変奏曲で、主題としては、よく知られた歌謡や楽曲の旋律が用いられました。イギリスでは17世紀にヴァイオリンの名手たちがよく演奏して人気を博しました。1686年にイギリスの出版業者Playfordが出版した「ディヴィジョン・ヴァイオリン」は、名人のたちの演奏に刺激された音楽ファンの「自分でも演奏してみたい」という需要に応えるものだったのでしょう。
やがて紳士の間でリコーダーが流行するなか、出版業者Walshは1700年代初頭に「ディヴィジョン・フルート」を発刊しました。これは、「ディヴィジョン・ヴァイオリン」から多くの曲を取り入れ、別の曲も加えて編まれたもので、有名な「グリーンスリーブズ」や「イタリアン・グラウンド」などを含む、リコーダーファンの間では有名な曲集となっています。
★「レディングのグラウンド」について★
作曲者はValentine Readingというヴァイオリニストで、もとは50変奏から成るシャコンヌでした。原曲では変奏ごとに低音が少しずつ変化しているのを、「デイヴィジョン・ヴァイオリン」では単一の低音を繰り返す上で奏する「グラウンド」として掲載しており、その結果、伴奏(低音)と旋律楽器がうまく合わない箇所がたくさんできてしまいました。そして、「ディヴィジョン・フルート」でもこれを踏襲してしまっています。
そこで、スイスの出版社・Amadeus社が、原曲の楽譜(作曲者による手稿)を調べて低音を復元した版を出版してくれました。RJP版もAmadeus版に基づいて、Readingの原作による低音を採用して制作しました。
テーマは4小節の短いもので、比較的シンプルな16の変奏のあと、短いジーグが続きます。
※演奏例がお聴きいただけます
■リコーダーによる演奏 (C−1)
※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー演奏: 石田誠司 チェンバロ(電子楽器)演奏: 石田誠司
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