リコーダーJP ディヴィジョン・フルート


トレットのグラウンド


全曲(ノーカット)が試聴できます
(YoutubeのRJP応援チャンネル「リコーダーの底力」)


★この曲を収録したCDつき楽譜★
2253 リコーダー用 1400円+税
ダウンロード製品 620円+税

SR-158 リコーダー用 3800円+税



曲集「ディヴィジョン・フルート」について

 ディヴィジョンとは、多くの回数繰り返し演奏される低音パターンに乗せて、即興的に演奏された一種の変奏曲で、主題としては、よく知られた歌謡や楽曲の旋律が用いられました。イギリスでは17世紀にヴァイオリンの名手たちがよく演奏して人気を博しました。1686年にイギリスの出版業者Playfordが出版した「ディヴィジョン・ヴァイオリン」は、名人のたちの演奏に刺激された音楽ファンの「自分でも演奏してみたい」という需要に応えるものだったのでしょう。

 やがて紳士の間でリコーダーが流行するなか、出版業者Walshは1700年代初頭に「ディヴィジョン・フルート」を発刊しました。これは、「ディヴィジョン・ヴァイオリン」から多くの曲を取り入れ、別の曲も加えて編まれたもので、有名な「グリーンスリーブズ」や「イタリアン・グラウンド」などを含む、リコーダーファンの間では有名な曲集となっています。


「トレットのグラウンド」について

 アイルランド人ヴァイオリニスト、Thomas Tolletが作曲したグラウンドで、いろいろな他の曲集にも「アイリッシュ・グラウンド」の名でよく収録されたという、人気の曲でした。親しみやすい民謡調の旋律で、リズムにおもしろい味付けがあり、演奏して楽しい曲になっています。

 Amadeus社版ではThe Division Violinに基づいて変更(復元)されている音がたくさんありますが、この版では、ほぼ Walsh版Division Fluteの通りとしました。


※演奏例がお聴きいただけます
リコーダーによる演奏 (C−1)

 ※カッコ内は指回り難度です。
 ※リコーダー演奏: 石田誠司  チェンバロ(電子楽器)演奏: 石田誠司



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