リコーダーJP ディヴィジョン・フルート


シャコンヌ (リュリ作)


全曲(ノーカット)が試聴できます
(YoutubeのRJP応援チャンネル「リコーダーの底力」)


★この曲を収録した伴奏音源つき楽譜★
ダウンロード製品 1240円(税込)
2368 リコーダー用 1800円+税



曲集『ディヴィジョン・フルート』について

 ディヴィジョンとは、多くの回数繰り返し演奏される低音パターンに乗せて、即興的に演奏された一種の変奏曲で、主題としては、よく知られた歌謡や楽曲の旋律が用いられました。イギリスでは17世紀にヴァイオリンの名手たちがよく演奏して人気を博しました。1686年にイギリスの出版業者Playfordが出版した『ディヴィジョン・ヴァイオリン』は、名人のたちの演奏に刺激された音楽ファンの「自分でも演奏してみたい」という需要に応えるものだったのでしょう。

 やがて紳士の間でリコーダーが流行するなか、出版業者Walshは1700年代初頭に『ディヴィジョン・フルート』を発刊しました。これは、『ディヴィジョン・ヴァイオリン』から多くの曲を取り入れ、別の曲も加えて編まれたもので、有名な「グリーンスリーブズ」や「イタリアン・グラウンド」などを含む、リコーダーファンの間では有名な曲集となっています。


シャコンヌ(リュリ作)について

 「ディヴィジョン・フルート」では作曲者名と低音譜を示さずに収録されているこの曲は、フランスの作曲家リュリのオペラ「ファエトン」の挿入曲 Chaconne です。そこで、ここでは原典を参照して変ロ長調への移調譜を作成し、また、通奏低音についても原典(管弦楽曲)からのリダクションを行って構成しました。

 なお原典では最後の小節に繰り返し(今で言う1・2番括弧つき)の指示があります。それに従えば全曲を2度繰り返すことになりますが、RJPでは省きました。


※演奏例がお聴きいただけます
リコーダーによる演奏 (B−2)

 ※カッコ内は指回り難度です。
 ※リコーダー演奏: 石田誠司  チェンバロ(電子楽器)演奏: 石田誠司



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