FurnitureX 古楽器お楽しみ会

★2004年1月18日開催ぶんについてのリポート★


 名古屋市内の家具店「豊田たんす」のご主人は大の古楽ファンで、店内に、余った材木などを利用して製作されたチェンバロその他の古楽器を展示されています。これらの楽器を活用して古楽に親しむ活動をされている「ファニチャーX」さんという団体があり、年に何度か「古楽器お楽しみ会」などの集まりを催されています。

 去る1月18日に行われた会に参加された高橋たかねさん(リコーダーJPに参画くださっている作曲家で初心者サポート係もやってくださっています)が出席され、そのときの模様のリポートをくださいました。以下は高橋さんからお送りいただいたリポートです。(写真撮影も高橋さん)




FunitureX 古楽器お楽しみ会 (2004.1.18)

 「名古屋大須にチェンバロがさわれる家具店がある」という情報を入手し、豊田たんすOakShopをお訪ねしました。

 ここで、FunitureX 古楽器お楽しみ会が開催されました。ファニチャーXは、豊田店長製作の楽器や、その他の古楽器を用いて、ルネッサンス・バロック音楽を体験する会です。
このかたが豊田店長です


■ 楽器の紹介とデモ

チェンバロ

豊田氏製作フレミッシュスタイル一段鍵盤チェンバロです。
たかはしは、初めてチェンバロにさわることが出来ました。(今までに、チェンバロは、他で展示されているものを見たことがあるだけでした。)弦が爪にひっかかる独特の感触を体験することが出来、感激です。
 下の高山さんが J.S.バッハのフランス組曲5番 アルマンドをデモ演奏して下さいました。


8フィートパイプオルガン

 豊田氏製作の一段鍵盤パイプオルガンです。後の「かえるの歌」の時、たかはしは、この楽器を担当しました。

 風圧が結構高く、大きな音で響きます。


プサルテリィ

 チェンバロの原型とも思われる弦楽器です。豊田氏製作。
演奏しているのは、この古楽会のお世話をして下さっている高山さんです。



ポルタティフオルガン

 豊田氏製作携帯型のパイプオルガンです。裏に付いている風袋で操作します。その押さえ具合でビブラートもかかります。



ハーディガーディ

片方の手でハンドルを回し、もう片方で鍵盤を押さえます。

付記:これは豊田さんの所蔵品ではなく、別なかたがお持ちになった、この日の持ち寄り品だったそうです。2004.1.25.)


 その他、もちより楽器も含めて、今回使用の楽器は、リコーダー、フラウト・トラヴェルソ、リュート、コルナミューゼ、サズ、ケメンチェ、タンバリンなどです。


■ かえるの歌合奏
 古楽器を実際にさわって、曲をみんなで作りあげます。自分のやってみたい楽器のところへ行き、まず、かえるの歌の旋律を奏でられるようにします。さらに極めたい人は、装飾を付けて演奏します。


■古楽の音楽作り
 かえるの歌を元に春をイメージして、即興で装飾を入れます。それを数人ずつのグループで合奏発表しあいました。


■ 古楽交流
 基本的に、練習しようがおしゃべりしようが、何をしても良い時間です。いろいろ楽器について質問することも出来ました。


 そんなこんなで、あっという間の2時間でした。チェンバロは、家具と共に店内にあります。気軽に触れさせて頂けるので、リコーダーとチェンバロのアンサンブル練習をしたり、小さなコンサートを開いたりすることが出来たらいいなと、夢は広がります。

 豊田さん、高山さん、ありがとうございました。
高橋たかね(作曲家・リコーダーJPサポート係)


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