------------------------------------------------------------------------  リコーダーJP メールマガジン                       087号 2015.1.24. ------------------------------------------------------------------------ ★ごあいさつ★  こんにちは。  1年でいちばん寒い季節になりましたね。お元気でお楽しみでしょうか。  いつもご愛読ありがとうございます。  RJPメールマガジン、第87号をお届けいたします。 RJP刊行物総合カタログ http://www.recorder.jp/rjpcatalogue.pdf ■目次■  <ごあいさつ>  1 早川広志さん関西公演(2/11, 12 大阪)  2 本村睦幸さんライブ (2/12 大阪)  3 古楽アンサンブル・オルフェオ楽派 第3回演奏会 (2/15 兵庫)  4 2015年1月の新刊  5 編集後記 …………………………………………………………………………………………… ★1 早川広志さん関西公演(2/11, 12 大阪) ……………………………………………………………………………………………  RJPの出版物のためにもいくつか演奏をしてくださっている宮崎在住のリコー ダー&フラウト・トラヴェルソ奏者、早川広志さんが、久々に関西での公演を 行われます。  2月11日は大阪のチェンバリスト川井博之さんとの共演で「フリードリヒ大王 の宮廷音楽」と題し、大王自身の作品やエマニュエル・バッハ、クヴァンツなど を取り上げます。  2月11日は京都のチェンバリスト澤朱里さん、そして若いヴァイオリニスト上川 忠昭さんとの共演で、神戸のカフェ、ピア・ジュリアンでのナイトライブです。 http://www.recorder.jp/events/150211.htm http://www.recorder.jp/events/150212.htm ……………………………………………………………………………………………… ★2 本村睦幸さんライブ (2/12 大阪) ………………………………………………………………………………………………  東京の実力派リコーダー奏者・本村睦幸さんと、日本を代表するリュート奏者 佐野健二さんの共演によるライブです。佐野さんのホームグラウンドのひとつと も言える大阪心斎橋「麓鳴館」でのドリンクつきライブ、題して「ドイツ・バロ ック」。 http://www.recorder.jp/events/150112-2.htm ……………………………………………………………………………………………… ★3 古楽アンサンブル・オルフェオ楽派 第3回演奏会 (2/15 兵庫) ………………………………………………………………………………………………  天才的な若きリコーダー奏者・井上玲さんと、大家中の大家・榎田雅祥さん、 佐野健二さんらが共演される演奏会です。伊丹にある重要文化財での酒蔵で行わ れるのも興味深いところ。 http://recorder.jp/events/150215-2.htm …………………………………………………………………………………………… ★4 2015年2月の新刊 ……………………………………………………………………………………………  2月は久々に3タイトル(+2)がリリースになります。 ■ルイエ アルトリコーダーソナタ 第46番 ハ長調 (作品4-10)  ルイエ・ド・ガンの残してくれた48曲のソナタの、第46番です。ルイエらし い、親しみやすくて清らかな抒情に満ちた佳品です。伴奏CDつき。 http://www.recorder.jp/piece/2/2165.htm ■J. S. バッハ フーガの技法 第10番  バッハの名作「フーガの技法」より、Cotrapunctus 10のリコーダー四重奏 編曲です。付属CDではPapalinこと武藤哲也さんによるすばらしい演奏例・ マイナスワン演奏をお楽しみいただけます。 http://www.recorder.jp/piece/3/3047.htm ■シックハルト ソナタ集 第5巻  シックハルトの「すべての調による24のソナタ」より、ブリュッヘンらの 校訂版よる第13番〜第15番を収録した、伴奏CDつきリコーダー音楽叢書 の第79冊です。  3曲の調は嬰ヘ長調、嬰へ短調、ト長調です。  嬰へ長調のソナタはこの曲集でも屈指の難曲ですが、ハイレベルなファンの 皆さんにはぜひ挑戦してみていただきたいと思います。その13番の演奏例演 奏は関西のRJPサポーターさんの中では抜きん出た能力をお持ちのてんげるさん (長谷川圭子さん)にお願いしました。  3曲とも、シックハルトらしい軽妙爽快な作品です。 http://www.recorder.jp/classic/sr/sr079.htm …………………………………………………………………………………………… ★5 編集後記 ……………………………………………………………………………………………  私が「独奏楽器としてアルトリコーダーを楽しむこと」の提案を思い立ち、 活動を始めてから15年目になりました。組織としてのRJPは、4月で発足から 13年周年となります。  今思ってみても、リコーダー音楽の世界では、かなりの異端者としての出発 でした。  しかし、しごく素朴に私はこう思うのです。「アルトリコーダーを独奏楽器 として学ぼうという提案が、そんなにも変な提案だろうか? もともとバロッ ク独奏楽器だったのに?」と。  たとえばヴァイオリンはどうでしょうか。実際の音楽シーンでは独奏楽器と しての活躍に劣らぬぐらいアンサンブルの楽器としての活躍が多いわけですが、 ヴァイオリンの教則本では、もっぱら独奏曲を学び進めて、少し進めばすぐに ヘンデルのソナタ楽章、ヴェラチーニのソナタ楽章等が出てきます。フルート だって独奏曲の演奏で学んでいきます。ピアノやクラシックギターのことは、 言うまでもないでしょう。  そういうなか、なぜに、リコーダーだけは、独奏楽器として学び始め学び進 めるのが、奇異なこと特異なことと見られるのか。  もっとも、最近は、少しは空気が変わってきたかな? と思っているのです が、いかがでしょうか。  バロックの花形独奏楽器としてのリコーダーも、すぐれた専門家奏者の先生 がたの努力のおかげで、クラシック音楽ファンの中ではずいぶん認知が進んで きましたから、おもには、そのおかげなのでしょうけど。  嬉しいことです。長生きはするものですね。  もちろん、まだまだ続けます。    あ、私の出発点となった著作『リコーダー・ソロイスト』が、間もなく品切 れ絶版となる見通しです。とりあえず再版の予定はありません。  印刷製本したものがどどーんと家に届き、細々と販売を開始してから当初の 数年間は、これがすっかり無くなる日が来るとは、想像しがたいような気がし ておりました。  ちょっと感慨があります。 (RJPディレクター 石田誠司) -----------------------------------------------------------------  リコーダーJP メールマガジン                         087号 2015.01.24. ----------------------------------------------------------------- 編集・発行 リコーダーJP http://www.recorder.jp info@recorder.jp ※このメールマガジンは、お申し込みにより配信しています。もしも間 違いやいたずらの登録により配信がなされている場合や、購読を停止 される場合は、リコーダーJPダイレクトの皆様ならば、お手数ですが、  上記 info@recorder.jp まで「メールマガジン不要」などの題でメー  ルでお知らせください。「まぐまぐ」からお申し込みいただいた皆様  は、  http://www.recorder.jp/magazine_mag2.htm  から配信停止のお手続きをお願いいたします。 ※リコーダーJPからの配信は「B.C.C.配信」です。