-----------------------------------------------------------------------  リコーダーJP メールマガジン                          110号 2016. 11. 25. ------------------------------------------------------------------------ ★ごあいさつ★  またしばらく暖かい日が続いていた大阪ですが、昨日ぐらいからは急に寒く なりました。みなさまお元気でお過ごしでしょうか。  いつもご愛読ありがとうございます。RJPメールマガジン、第110号をお届け いたします。 RJP刊行物総合カタログ http://www.recorder.jp/rjpcatalogue.pdf ■目次■  <ごあいさつ>  1 リコーダーとリュートによる古き良き英国の巨匠たち (12/2 大阪)  2 ラ・ストラーダ プレミアムコンサート (12/12 東京)  3 木の温もりコンサート[ブロックフルーテよつば] (12/17 愛知) [再掲]  4 アイスペース (IJ SPACE) 演奏会 (12/27 東京)[再掲]  5 2016年12月の新刊  6 編集後記 ……………………………………………………………………………………………… ★1 リコーダーとリュートによる古き良き英国の巨匠たち (12/2 大阪) ………………………………………………………………………………………………  大阪心斎橋の老舗カフェ「麓鳴舘」で行なわれる、リコーダー奏者・奥田直実 さん、リュート奏者・佐野健二さんのライブです。 http://www.recorder.jp/events/161202.htm ……………………………………………………………………………………………… ★2 ラ・ストラーダ プレミアムコンサート (12/12 東京) ………………………………………………………………………………………………  吉澤実・川端りさ・河村理恵子・浅井愛の4氏の出演、朝岡聡さんが司会と 朗読。西部哲哉「ディヴェルティメント 第2番」の初演、「第1番」の再演が 行なわれます。(下の「新刊」のコーナーを併せてご覧下さい。) http://www.recorder.jp/events/161212.htm ……………………………………………………………………………………………… ★3 木の温もりコンサート[ブロックフルーテよつば] (12/17 愛知) [再掲] ………………………………………………………………………………………………  名古屋で2012年から活動を開始されたというアンサンブルの演奏会。親しみ やすい曲を並べたプログラムです。 http://www.recorder.jp/events/161217.htm ……………………………………………………………………………………………… ★4 アイスペース (IJ SPACE) 演奏会 (12/27 東京) [再掲] ………………………………………………………………………………………………  アムステルダム音楽院の同窓音楽家たちによる演奏会です。バロックの定番 に加えて、オランダの現代作品や、気鋭の若手作曲家・佐原洸氏の新作の日本 初演も行なわれる興味深いプログラム。 http://www.recorder.jp/events/161227.htm ……………………………………………………………………………………………… ★5 2016年12月の新刊 ………………………………………………………………………………………………  12月は3タイトル(+1)がリリースになります。(+1は同一内容のA5版 製品です。) ■西部哲哉 ディヴェルティメント 第1番(SATB) http://www.recorder.jp/sheet/f023.htm  12月11日にヤマハホール(ヤマハ銀座店内)で初演され、翌日「ラ・ストラー ダ」により再演される予定の新作曲です。演奏はやさしくはありませんが、曲想 のわかりやすいフレッシュな現代作品です。「第2番」も来春発売予定。 ■ボワモルティエ 2本のアルトリコーダーのための組曲 作品11-4 http://www.recorder.jp/piece/3/3056.htm  上級者はもちろん、初級者・中級者でも楽しめる、フランス家庭音楽の大家 ボワモルティエのデュエット。 ■鍵盤ハーモニカデュオのための作品集 01 http://www.recorder.jp/cookiehouse/CH901.htm  新シリーズ「クッキーハウスの『やってみよう。』シリーズ」の第1弾です。  「クッキーハウス」は、大阪を拠点に、鍵盤ハーモニカ、リコーダーなどによ るアンサンブルで活動しているユニット。  本書は、鍵盤ハーモニカデュオの音楽的可能性に驚かされる超COOLなオリ ジナル楽曲集です。作曲はメンバーの杉本徹さん。 ……………………………………………………………………………………………… ★6 編集後記 ………………………………………………………………………………………………  新シリーズ、「クッキーハウスの『やってみよう。』シリーズ」は、大阪在住 の音楽家3人のユニット「クッキーハウス」の提案する音楽を順次出版していく シリーズです。第1弾は「鍵盤ハーモニカデュオ」ですが、将来はリコーダーを 含む作品や、リコーダー重奏の作品なども予定しています。  鍵盤ハーモニカについては私はろくすっぽ知らないのですが、作曲家の野村誠 さんと片岡祐介さんの演奏会を神戸まで聴きに行ったことがあります。作曲家・ 近藤浩平さんにも鍵盤ハーモニカのための作品がいくつかあります。  そういえばそのころ、野村さんが「鍵盤ハーモニカ四重奏が、これからおおい に広がっていく」という見通しを書いていらっしゃったのですが、どうなんでしょ うね。まだ私の視野には入ってきません。  なにしろ、鍵盤ハーモニカもまた「学校教育の楽器」というイメージが強く、 そのせいでなかなか一人前の楽器だと見てもらえないという点で、リコーダーと 似た境遇にある楽器だと言えるでしょう。  私なんかは、そういう状況に対して「戦う」という気持ちが強くて、何かとい うと「バロック音楽の花形独奏楽器」がどうのと言いたがったのですが、最近の 若い人たちは、もっと自然体で考えているようです。  たとえば中村栄宏さんは「おんがくしつトリオ」というユニット(リコーダー、 鍵盤ハーモニカ、ピアノ)の活動を行なっていました。あるいは、先日、Facebook で、ある若い女性演奏家さんからいただいたコメントでは、「音大で何を専攻し たの、ときかれて、リコーダーです、と答えたときの相手の反応が楽しみ。会話 のきっかけになり、強い興味を持ってもらえるきっかけが掴みやすくて美味しい」 といった意味を書いていらっしゃいました。  何の観念も持ってもらえていないよりは、偏見にせよ持ってもらえている方が マシで、それを「逆手に取る」ことができれば、かえって、偏見の存在がメリッ トに転化する。それは、あり得ることでしょう。  理屈はわからないでもない。私自身も、「身近で、安い楽器」であるリコーダー が、実はこんなにすばらしい楽器である、という「ギャップ」に魅力を感じた自 分を覚えています。そして、何とかして、その「ギャップの魅力」を感じ取って もらえるような、うまい「訴え方・動き方」ができれば、と思っていました。  今も、ときどき考えてみてはいるんですけどね。なかなかね。 (RJPディレクター 石田誠司) ------------------------------------------------------------------------  リコーダーJP メールマガジン                             110号 2016. 11. 25. ------------------------------------------------------------------------ 編集・発行 リコーダーJP http://www.recorder.jp info@recorder.jp ※このメールマガジンは、お申し込みにより配信しています。もしも間 違いやいたずらの登録により配信がなされている場合や、購読を停止 される場合は、リコーダーJPダイレクトの皆様ならば、お手数ですが、  上記 info@recorder.jp まで「メールマガジン不要」などの題でメー  ルでお知らせください。「まぐまぐ」からお申し込みいただいた皆様  は、  http://www.recorder.jp/magazine_mag2.htm  から配信停止のお手続きをお願いいたします。 ※リコーダーJPからの配信は「B.C.C.配信」です。