リコーダーJP F. シューベルト作品


F.シューベルト
アルペジョーネソナタ イ短調

★この曲を収録したCDつき楽譜★

RL014 リコーダー用(第1楽章) 900円+税
RL015 リコーダー用(第2・3楽章) 1400円+税
SF012 フルート用 3800円+税
SC001 ヴィオラ用 3800円+税

■解題

  アルペジョーネという楽器は当時使われていたギターとチェロを合わせたような楽器で、今では普通には使われていません。この楽器のために書かれた曲として断然有名なのがこのシューベルトの作品で、シューベルトの器楽作品のなかでもとくに愛されているものの1つです。

 伴奏はピアノ(本来は木製のフォルテピアノ)で、チェロで演奏した例が最も多く、次いでヴィオラ、フルートなどで演奏されることが多いと思います。


■解説

 3つの楽章から成っています。

 第1楽章はアレグロ・モデラート、4分の4拍子。ピアノ、ついで独奏によって奏される歌謡的な第1テーマは霊感に満ちた美しさです。第2テーマ部は16分音の動きが中心になるリズミカルな音楽で、第1テーマと対照をなします。前半が繰り返されたあと続く展開部は、主として第2テーマ部の材料によりながらしだいに激しさを増し、クライマックスを迎えるや瞑想するような音楽に移り、やがて、けだるさを振り払うかのようにして再現に入ります。コーダは暗闇にひとり降りていくかのような心細い情緒を持っています。

 第2楽章はアダージョ、4分の3拍子。2部形式とみればよいでしょうか。あたたかなやさしさに満ちた前半の主題はシューベルトらしい美しさです。後半はピアノの同音連打に乗ってほの暗いぶきみさをかもし出します。その後、第3楽章への推移部分はじっと黙想する音楽です。

 第3楽章はアレグレットのロンドで、2分の2拍子。流れるように美しくなつかしさをたたえたイ長調のロンド主題を挟み、短調で活発な動きをみせる第1副主題と、ホ長調で軽く踊るような第2副主題が登場します。シューベルトの大規模ソナタでは長大な終楽章にやや長ったらしさが感じられることがありますが、本作の場合は聴く者の心をひきつけて離しません。


※ 演奏例がお聴きいただけます

■リコーダーによる演奏
第1楽章
第2楽章・第3楽章
※リコーダー演奏:Maria Fogel   チェンバロ(電子楽器)演奏: 石田誠司

■フルートによる演奏
第1楽章
第2楽章・3楽章
※フルート演奏: 大塚由貴  ピアノ(電子楽器)演奏: 石田誠司


■ヴィオラによる演奏
第1楽章
第2楽章・第3楽章

※ヴィオラ演奏:中川幸治郎   ピアノ(電子楽器)演奏: 石田誠司


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