ソナタ ヘ長調 作品1の5
★この曲を収録した伴奏音源つき楽譜★
2035 リコーダー用 1800円+税
SR-015 リコーダー用 3800円+税
ダウンロード製品 1860円(税込)
RG-035 リコーダー用 900円+税 絶 版
★解題★
F.バルサンティの「リコーダーと通奏低音のための6つのソナタ 作品1」は、1724年にロンドンで出版され、早くも1727年に再版された、当時イギリスの人たちに人気を博したすばらしい曲集です。
バルサンティは楽器の演奏にも精通していたためかどの作品も楽器の特性によく合うようにつくられているといわれます。それだけではなく、楽想が豊かで輝かしく、演奏してもきいてもほんとうに楽しい、すぐれた作品がそろっています。また、曲によってはたいへん緻密に装飾を書き残しており、これは当時の「イタリア的装飾」のお手本としても非常に貴重なものです。
★解説★
4つの楽章から成り、緩・急・緩 そしてメヌエットをテーマとする変奏曲、という構成です。壮大な規模のおどろくべき名作。
第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)4分の4拍子。付点のリズムで音楽が進みます。Kさんの演奏では飄々とした味。
第2楽章は発想記号がありませんが、快速な曲と考えてよいでしょう。低音と独奏パートが呼びあい応じあいながら音楽が進む対位法的な書法に特徴があり、また、低音に出てくるオクターブ跳躍の音型が印象的です。規模が大きく味わいの複雑な力作。
第3楽章はシチリアーナでラルゴ(幅広く)、8分の12拍子。和声にもリズムにも工夫が凝らされた非凡な作品で、何ともいえない味のある音楽です。
第4楽章は4分の3拍子のメヌエットに4つの変奏が続き、最後にもう一度テーマが回想されて終わるようになっています。メヌエットのテーマはシンプルなものですが、そのぶん変奏は多彩ではなやかです。
※演奏例がお聴きいただけます
■リコーダーによる演奏
第1楽章(B−2)
第2楽章(C−3)
第3楽章(B−2)
第4楽章(C−3)
※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー演奏: Maria Fogelさん チェンバロ(電子楽器)演奏: 石田誠司
バルサンティのページにもどる
HOME
Copyright 2006-2021 RecorderJP Inc. All rights reserved
.