ソナタ 変ロ長調 作品1の6
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★この曲を収録した伴奏音源つき楽譜★
2039 リコーダー用 1800円+税
SR-015 リコーダー用 3800円+税
ダウンロード製品 1860円 (税込)
RG-039 リコーダー用 900円+税 (絶版)
★解題★
F.バルサンティの「リコーダーと通奏低音のための6つのソナタ 作品1」は、1724年にロンドンで出版され、早くも1727年に再版された、当時イギリスの人たちに人気を博したすばらしい曲集です。
バルサンティは楽器の演奏にも精通していたためかどの作品も楽器の特性によく合うようにつくられているといわれます。それだけではなく、楽想が豊かで輝かしく、演奏してもきいてもほんとうに楽しい、すぐれた作品がそろっています。また、曲によってはたいへん緻密に装飾を書き残しており、これは当時の「イタリア的装飾」のお手本としても非常に貴重なものです。
★解説★
4つの楽章から成り、緩・急・緩・急の構成です。
第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)4分の4拍子。おだやかに始まりますが、激しく転調を繰り返して起伏に富む進行を見せます。
第2楽章はアレグロ・ノン・タント(快活に、しかしほどほどに)8分の12拍子のジークふうの楽章です。「ノン・タント」とあるのはアマチュアの技量に配慮をしたかも知れません。切れ味が鋭く、また規模が大きく、たいへん立派な曲です。
第3楽章はソステヌート(音を保持して)2分の3拍子で、要はあわてないでひとつひとつの音をたっぷりと鳴らしながら吹けというのでしょう。ト短調で悲しみを歌いますが、ここでも激しい転調が心の揺れ動きを映し出しているかのようです。
第4楽章はアレグロ、4分の3拍子。メヌエットでもクーラントでもない独特な感じの曲で、強いて言えば「速いサラバンド」のような雰囲気。主要部を4度繰り返す間に別の2つの部分が挟まる「ロンド形式」で書かれています。
※演奏例がお聴きいただけます
■リコーダーによる演奏
第1楽章(B−2)
第2楽章(C−2)
第3楽章(A−2)
第4楽章(C−2)
※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー演奏:Mariaさん チェンバロ(電子楽器)演奏: 石田誠司
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