ソナタ ヘ長調 作品3-7
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「リコーダーの底力」
★この曲を収録したCDつき楽譜★
2229 リコーダー用 1800円+税
SR-121 リコーダー用 2800円+税
ダウンロード製品 620円(税込み)
★解題★
フィンガーの「作品3」はアムステルダムのロジャーが出版した楽譜が残っていますが、いつごろ出版されたかはわかっていません(一説には1701年ごろ)。題名にははっきりと「DIX
SONATES a 1 Flute & Basse Continue」とありますので、リコーダーと通奏低音のためのソナタです。比較的やさしく演奏できる、比較的短いソナタ10曲が収録されています。
中期バロックの香りを残すスタイルで、和声にも後期バロックとは少し違う雰囲気があります。
★解説★
4楽章から成り、フィンガーの個性がよく発揮された面白い作品です。
第1楽章は、アダージョ(ゆっくりと)、4分の4拍子です。唱歌のような調子のテーマをゆったりとした感じで歌い始めますが、やがてかなり運動性を感じさせる細かな動きが始まります。しかし変奏曲というわけでもなく、テーマを回想するでもなく、どんどん先へ進んで行きます。何者にも囚われることない自由な音楽。
第2楽章もアダージョ、4分の4拍子です。ニ短調で、やや沈痛な感じで始まりますが、すぐにゼクエンツに入ってヘ長調に転じ、「アダージョ」らしからぬきらびやかなパッセージを連ねていきます。
第3楽章はヴィヴァーチェ(生き生きと)、4分の3拍子です。印象の鮮やかなテーマを扱って、元気に音楽を進めます。最後の音がそのまま第4楽章の最初の音になり、止まらずに続きます。
第4楽章はプレスト(速く)、8分の3拍子です。まず通奏低音がテーマを奏し、続いて独奏楽器が演奏を始めます。続いて第2のテーマもまず低音に示されてから独奏楽器がそれを模倣する形で導入され、その後しばらくで収束になります。
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※演奏例がお聴きいただけます
■リコーダーによる演奏
第1楽章(B3)
第2楽章(B3)
第3・第4楽章(B3/C1)
※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー演奏:石田誠司 伴奏演奏: 石田誠司
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