アルトリコーダー デュオソナタ
ヘ長調 作品2-1
Youtube のRJP応援チャンネル「リコーダーの底力」より
全曲の演奏(ノーカット)の試聴ができます。
★この曲を収録した伴奏音源つき楽譜★
3070 リコーダー用 1500円+税
SR-107 リコーダー用 3800円+税
ダウンロード製品 1860円(税込)
RL-070 リコーダー用 900円+税(絶版)
★解題★
フィンガーの「2本のアルトリコーダー(Flutes)のための6つの2声のソナタ (Six Sonatas of two Parts for Two Flutes)」は、1688年ごろロンドンでWalshにより出版されました。演奏しやすくてわかりやすい、無類に楽しい曲集となっています。
★解説★
全体にちょっと古風で、当時イギリスで特に流行していた Division の雰囲気も漂います。
第1楽章
ポコ・ラルゴ(やや広びろと)と指定され、4分の3拍子です。音階的な動きを多くふくむなだらかな旋律で、第2リコーダーが第1リコーダーを模倣するように始まります。そして2本のリコーダーが役割を入れ替えたりしながら進み、やがて音楽は軽やかなステップを踏み始めたかと思うと、どんどんリズムが細かくなっていきます。
第2楽章
Walsh版の原譜では Adagioとなっているのを、弊社の音源つき楽譜製品ではAllegro(快活に)と改めました。大きな音符で下降するモチーフで始まったかと思うと、早々に活気のあるリズミックな音型が導入され、音楽は生き生きとした展開をみせます。
第3楽章
グラーヴェ(重々しく)と指定され、2分の3拍子。やや重い足取りで始まりますが、後半では同音連打でリズムを刻むなど、ここでも音楽はリズムの面白さへの興味が濃厚です。
第4楽章
原譜には何も指定がありませんので、Allegroを補いました。付点音符をもちいた跳ねるリズムでかろやかに始まり、さらに細かなリズミックな動きになっていきます。音たちが無心に遊びたわむれるかのようなおもむきの終曲です。
※ 演奏例がお聴きいただけます
※A1〜C3で示したのは「指回り難易度」です。
・1 ポコ・ラルゴ
・2 アレグロ(原譜ではアダージョ)
・3 グラーヴェ
・4 (アレグロ)B3
C1
B1
C1
※リコーダー演奏: 武藤哲也
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