アルトリコーダー デュオソナタ
変ロ長調 作品2-4
Youtube のRJP応援チャンネル「リコーダーの底力」より
全曲の演奏(ノーカット)の試聴ができます。
★この曲を収録したCDつき楽譜★
3074 リコーダー用 1800円+税
SR-110 リコーダー用 3800円+税
ダウンロード製品
RL-074 リコーダー用 900円+税(税込)
★解題★
フィンガーの「2本のアルトリコーダー(Flutes)のための6つの2声のソナタ (Six Sonatas of two Parts for Two Flutes)」は、1688年ごろロンドンでWalshにより出版されました。演奏しやすくてわかりやすい、無類に楽しい曲集となっています。
★解説★
第1楽章
アダージョ(ゆっくりと)4分の4拍子です。アダージョとはいいながら、かなり運動性に富んでいて、多彩なリズムを楽しめるように書かれています。
第2楽章
プレスト(速く)、4分の4拍子で、フーガふうに始まる、スピード感のある楽章です。ここでもリズムの多彩さは大きな特徴です。そして、かけあいあり、模倣あり、声を揃えてのアンサンブルありと、二重奏の楽しみを満喫できるでしょう。
第3楽章
ヴィヴァーチェ(生き生きと)と指定された、2分の3拍子の楽章です。しかし、この「ヴィヴァーチェ」という指定はどうなのでしょう、2つのプレスト楽章に挟まれたヴィヴァーチェ楽章というのもあまり類例がありませんし、曲の内容からみても少し落ち着いた歩みがふさわしそうです。
第4楽章
再びプレストで、8分の6拍子です。しかし、第1リコーダーが3拍奏したところで第2リコーダーが入ってくる開始からして、むしろ8分の12拍子のようになっていて、全体に拍子感が非常にとらえにくく、それが不思議な面白さの源になっています。
※ 演奏例がお聴きいただけます
※A1〜C3で示したのは「指回り難易度」です。
・1 アダージョ
・2 プレスト
・3 ヴィヴァーチェ
・4 プレストB3
C1
B2
C1
※リコーダー演奏: 武藤哲也
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