アルトリコーダー デュオソナタ
ト長調 作品2-6
Youtube のRJP応援チャンネル「リコーダーの底力」より
全曲の演奏(ノーカット)の試聴ができます。
★この曲を収録したCDつき楽譜★
3076 リコーダー用 1800円+税
SR-110 リコーダー用 3800円+税
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★解題★
フィンガーの「2本のアルトリコーダー(Flutes)のための6つの2声のソナタ (Six Sonatas of two Parts for Two Flutes)」は、1688年ごろロンドンでWalshにより出版されました。演奏しやすくてわかりやすい、無類に楽しい曲集となっています。
★解説★
第1楽章はヴィヴァーチェ(生き生きと)、4分の4拍子です。高らかにファンファーレを吹き鳴らすようなおもむきのテーマを第1リコーダーが奏してフーガのように始まります。そしてしだいに細かい動きを増やしながら、自由に密度高く音楽が進みます。最後にテーマを回想。
第2楽章もヴィヴァーチェ、4分の4拍子の爽快なフーガです。第1リコーダーが先導するテーマは、第1楽章のテーマとの血縁を感じさせますが、最初から速い動きを含む活発な感じのものです。速い動きは多いものの、特に難しい指遣いはほとんど含まれておらず、やさしく演奏できます。
第3楽章はポコ・ラルゴ(少し広々と)、4分の3拍子。ト長調でしっとりと始まりますが、途中でト短調に転じると、半音階的な動きを効果的に用いて、ほの暗い魅惑的な音楽になっていきます。半終止で第4楽章に続きます。
第4楽章はプレスト(速く)、8分の3拍子です。第1リコーダーが付点リズムを含むかろやかなモチーフを奏し、第2リコーダーが3小節遅れて追随して始まります。2本のリコーダーがたわむれ合うように進み、汲めども尽きぬ音楽的愉悦を提供してくれます。
※A1〜C3で示したのは「指回り難易度」です。
・1 ヴィヴァーチェ
・2 ヴィヴァーチェ
・3 ポコ・ラルゴ
・4 プレストB3
C1
B2
B3
※リコーダー演奏: 武藤哲也
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