リコーダーJP マンチーニ作品


ソナタ 第2番 ホ短調


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★この曲を収録したCDつき楽譜★
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リコーダー用: SR-091 3800円+税
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★解題★

 マンチーニの「リコーダー(またはヴァイオリン)と通奏低音のための12のソナタ」は1724年にロンドンで出版されました。スカルラッティの下で働きながらも作曲家としてもっとも充実した時期に書かれた作品とあって、まんまんたる意欲がみなぎり、内容的に充実した、すばらしい作品集となっています。

 リコーダーのための多数のバロックソナタの中にあっても、激しい転調を駆使して濃厚な情緒をかもし変幻自在の表情を見せるマンチーニのソナタは、欠かすことのできない大切なものだといえるでしょう。

★解説★

 4つの楽章から成ります。

 第1楽章はアンダンテ(歩くように)、4分の3拍子。付点のリズム(ハネるようなリズム)を基調にして、暗い情熱をほの見えさせるようなおもむきのある曲です。

 第2楽章はアレグロ(快活に)4分の4拍子で、フーガの手法を取り入れた楽章です。主題の提示・応答はキビキビした感じで進み、主要部分のあいだに挟まれる自由な部分(19〜25小節あたり、38〜46小節あたり)や終結の部分では、ヒタヒタと進む十六分音符の音楽になって、すばらしい迫力を生んでいます。

 第3楽章はラルゴ(広びろと)4分の4拍子で、ホ短調ではなくイ短調です。比較的短いなかに、ハッとするような転調を数多く使った「ナポリ楽派」らしい間奏曲になっています。

 第4楽章は再びアレグロ、2分の2拍子です。すばらしいスピード感がある一方で、いくつもの美しく歌える箇所を併せ持つ、すぐれた終曲だと言えるでしょう。


※ 演奏例がお聴きいただけます
第1楽章(B−2)
第2楽章(C−2)
第3楽章(B−2)
第4楽章(C−1)
※カッコ内は指回り難度です。
※通奏低音実施: 松崎泰治  リコーダー演奏: 庭野宏樹さん 電子チェンバロ演奏: 石田誠司


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