リコーダーJP
    


F. マンチーニ

〜〜ナポリ楽派の俊英〜〜



★アレッサンドロ・スカルラッティの好敵手★

 フレンチェスコ・マンチーニ(1672年〜1737年)は、ナポリに生まれナポリに没した作曲家です。当地で重きをなしていたアレッサンドロ・スカルラッティの地位(宮廷礼拝堂楽長)を虎視眈々と狙っていたようで、スカルラッティがローマに移った留守中に頭角をあらわしました。しかしのちにスカルラッティがナポリに戻ると、再びその下で働かざるを得ませんでした。スカルラッティの死後は後任として活躍したとはいえ、結果的にはつねに先輩・スカルラッティの後塵を拝さざるを得なかったマンチーニ。スカルラッティがそれだけ偉大だったということでしょうか。

 多数のいろいろな宗教曲のほか、29曲のオペラ、7曲のセレナータ、12曲のオラトリオ、200曲を越す世俗カンタータを残しました。器楽曲はあまりたくさん書かなかったようです。しかしその中に12曲のリコーダーソナタ(1724年)と24曲の室内協奏曲(リコーダーと2つのヴァイオリンと通奏低音という編成 1725年)が含まれており、いずれもよく演奏されるレパートリーになっています。


★急減な転調の多い劇的なスタイル★

 マンチーニらが属した「ナポリ楽派」の曲は、予期せぬような転調の多い劇的な表現に特徴があるとされ、マンチーニのソナタにもそういう傾向がみられます。しかし、それだけではなくて、旋律性がゆたかで規模も大きな堂々たる作風です。


リコーダーJPが楽譜等をご提供できるマンチーニ作品
アルトリコーダーソナタ 第1番 ニ短調
アルトリコーダーソナタ 第2番 ホ短調
アルトリコーダーソナタ 第3番 ハ短調
アルトリコーダーソナタ 第4番 イ短調
アルトリコーダーソナタ 第5番 ニ長調 
アルトリコーダーソナタ 第6番 変ロ長調
アルトリコーダーソナタ 第7番 ハ長調
アルトリコーダーソナタ 第8番 ト短調
アルトリコーダーソナタ 第9番 ヘ短調 NEW! 2020年5月発売
アルトリコーダーソナタ 第10番 ロ短調
アルトリコーダーソナタ 第11番 ト短調
アルトリコーダーソナタ 第12番 ト長調

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