ソナタ 第8番 ト短調
全曲(ノーカット)が試聴できます
(YoutubeのRJP応援チャンネル「リコーダーの底力」)
★この曲を収録した伴奏音源つき楽譜★
リコーダー用: 2214 1800円+税
リコーダー用: SR-118 3800円+税
ダウンロード製品 1860円(税込)
リコーダー用: RG-214 1200円+税(絶版)
★解題★
マンチーニの「リコーダー(またはヴァイオリン)と通奏低音のための12のソナタ」は1724年にロンドンで出版されました。スカルラッティの下で働きながらも作曲家としてもっとも充実した時期に書かれた作品とあって、まんまんたる意欲がみなぎり、内容的に充実した、すばらしい作品集となっています。
リコーダーのための多数のバロックソナタの中にあっても、激しい転調を駆使して濃厚な情緒をかもし変幻自在の表情を見せるマンチーニのソナタは、欠かすことのできない大切なものだといえるでしょう。
★解説★
4つの楽章から成り、マンチーニの個性が鮮明で、その力量が存分に発揮された名品です。
第1楽章はラルゴ(広びろと)、4分の4拍子です。付点のハネるリズムをまじえた旋律が淡々とリズムを打つ低音に乗って進む、緊迫感あふれる開始、そして、感情をぐいぐいと執拗に絞り上げていくような独特な音楽の勧めかたは、マンチーニの独壇場です。
第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の3拍子の大規模なフーガです。リコーダーが提示する主題(ト短調)に低音が応答(ニ短調)することから始まり、変化に富んだ展開部をはさみながら、提示・応答のセットを積み上げて音楽を進めていきます。力強く、ゆるみのない傑作。
第3楽章は発想指示がありませんが、緩徐楽章でしょう。変ホ長調のやすらかな感じの主題で始まり、美しい下降ゼクエンツが慰撫するようにやさしく語りかけます。美しい間奏曲になっています。
第4楽章は再びアレグロで、8分の3拍子。精彩のあるテーマで始まり、キビキビと音楽が進みます。リズムにも多彩な変化があり、和声の色彩感もゆたかな、みごとな終曲だと言えるでしょう。
※ 演奏例がお聴きいただけます
第1楽章(B3)
第2楽章(C1)
第3楽章(B2)
第4楽章(C1)
※カッコ内は指回り難度です。
※通奏低音実施: 高橋たかね リコーダー演奏: 石田誠司 電子チェンバロ演奏:
石田誠司
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