ソナタ 12番 ト長調
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★この曲を収録したCDつき楽譜★
RG-063 リコーダー用 900円+税(絶版)
2063 リコーダー用 1800円+税
SR-018 リコーダー用 3800円+税
★解題★
マンチーニの「リコーダー(またはヴァイオリン)と通奏低音のための12のソナタ」は1724年にロンドンで出版されました。スカルラッティの下で働きながらも作曲家としてもっとも充実した時期に書かれた作品とあって、まんまんたる意欲がみなぎり、内容的に充実した、すばらしい作品集となっています。
リコーダーのための多数のバロックソナタの中にあっても、激しい転調を駆使して濃厚な情緒をかもし変幻自在の表情を見せるマンチーニのソナタは、欠かすことのできない大切なものだといえるでしょう。
★解説★
4つの楽章から成っているということにして楽譜にしてありますが、5楽章形式と考えるべきかも知れません。そうだとすると急・緩・急・緩・急の構成となります。RJP版では最初の二つの部分を第1楽章としてまとめましたので、急→緩の第1楽章のあと、急・緩・急という構成になります。
第1楽章はアレグロ(快活に)の4分の3拍子でフーガふうに始まり、力強いスピード感で音楽が進んでクライマックスに達したところで、突然ラルゴ(ひろびろと)・4分の4拍子・ト短調という、何から何までがらりと雰囲気の違う音楽に切り替わります。
第2楽章もアレグロ。4分の2拍子で、第1楽章よりももっと長大で本格的なフーガ楽章です。テーマの生気、リズムの多彩、意外性のある展開、何から何までじつにみごとな出来映えです。
第3楽章はアンダンテ(歩くように)、4分の3拍子。テンポの上ではけっしてゆっくりな音楽ではなさそうです。リズミカルな踊り。
第4楽章はまたもアレグロで、8分の3拍子の速い音楽です。シンコペーションのリズムを駆使して軽快に進みます。
※演奏例がお聴きいただけます
■リコーダーによる演奏
第1楽章 C1
第2楽章 C2
第3楽章 B3
第4楽章 C2
※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー演奏:堀川智也さん チェンバロ(電子楽器)演奏: 石田誠司
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