E. Ph. シェドヴィル
〜〜悪い弟二コラとちがって、E(いい)シェドヴィル〜〜
★E. Ph. シェドヴィルについて★
エスプリ・フィリップ・シェドヴィル(Esprit Philippe Chedeville 1696-1762)は13歳でパリの歌劇場のミュゼット奏者になった早熟な音楽家で、のちには宮廷楽団のオーボエ奏者も勤めました。弟ニコラとともに、当時随一のミュゼット奏者・ミュゼット製作家として知られていました。
弟二コラは、ソナタ集「忠実な羊飼い」(全6曲)の本当の作者で、それを「ヴィヴァルディーの作品13」だと偽って出版しました。曲自体はすばらしいと思いますが、他人を騙って出版するとは、あまり感心した行いとは言えません。いわば「悪いシェドヴィル」ではないか。対して、兄エスプリ・フィリップは、パリの歌劇場のミュゼット奏者としての自分の地位を弟二コラに譲るなどしているところをみると、弟思いのいい人だったのではないでしょうか。
★E.Ph.シェドヴィルのリコーダー作品★
E. Ph. シェドヴィルは、弟二コラともども、作曲作品も多く、愛好家向けの小規模アンサンブル曲を多数出版しました。その大多数は第一にミュゼットやヴィエール(ハーディ・ガーディ)を対象としていますが、リコーダーでも演奏できる曲がたくさん含まれています。
■リコーダーJPがご提供できる E. Ph. シェドヴィル作品■
・ギャラントな小ソナタ ハ長調 作品6-1
・ギャラントな小ソナタ ハ長調 作品6-2
・ギャラントな小ソナタ 短調 作品6-3
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