ソナタ ニ短調
(「6つのソナタ」より)
YoutubeのRJP応援チャンネル「リコーダーの底力」
全曲をノーカットで試聴できます
★この曲を収録した伴奏音源つき楽譜★
SR-036 リコーダー用 3800円+税
2069 リコーダー用 1800円+税
ダウンロード製品 1860円(税込)
RG-069 リコーダー用 900円+税(絶版)
★解題★
D.(ダニエル)パーセル(1664?〜1717)の「6つのソナタ 2本のフルート(=アルトリコーダー)と通奏低音のための3曲と1本のフルートための3曲」は、ロンドンの出版社J. Walshによって出版されました(年代は調べ得た範囲ではわかりませんでした)。また初版にタイトルには「作曲者によって慎重に校正された」と印刷されており、実際、ほとんど間違いの残っていない楽譜になっています。
そのことと関連しているのかどうか、アーティキュレーション記号もダイナミクス記号も本当にわずかしか書かれていない「すっぴん」ぶりは爽快なほどで、どのように演奏するかは全く奏者に委ねられているという楽譜です。リピートに関する指定が全くみられないのも特徴的で、たとえば第1番ソナタ第2楽章では1〜8小節と9〜最終小節をそれぞれリピートしてやっても良さそうですが、RJP版ではとりあえず原譜通りの「リピートなし」で演奏しています。
あまりにも偉大な兄・ヘンリー・パーセルの陰で目立たない弟ダニエル。しかし、素直さ品のよさを備えた清新な作風で、極上の作品を残してくれていると思います。
★解説★
5つの楽章から成っています。
第1楽章はヴィヴァーチェ(生きいきと)、4分の4拍子。ひたひたと走る感じのある快速楽章です。。
第2楽章はラルゴ(幅広く)、2分の3拍子。せつせつと訴えかける悲しげな表情が印象的です。
第3楽章はアレグロ(快活に)、4分の4拍子。同じメロディーがはっきりと戻ってくるということのない「進みっぱなし」の音楽である点が独特です。
第4楽章はアダージョ(ゆっくりと)4分の4拍子。短いですが、可憐で清純な感じの魅惑的な楽章です。
第5楽章は再びアレグロで、4分の3拍子。踊りの音楽のような感じです。跳躍進行が多いので、演奏には少し慣れが必要でしょう。
※演奏例がお聴きいただけます
■リコーダーによる演奏
第1楽章(C−1)
第2楽章(A−2)
第3楽章(C−2)
第4楽章(B−1)
第5楽章(C−2)
※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー演奏:石田誠司 チェンバロ(電子楽器)演奏: 石田誠司
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