リコーダーJP シックハルト作品
    


ソナタ ニ短調 作品17-2



Youtube のRJP応援チャンネル「リコーダーの底力」より
全曲の演奏(ノーカット)の試聴ができます。

★この曲を収録したCDつき楽譜★
アルトリコーダー用: 2206 1800円+税
アルトリコーダー用: RG-206 1200円+税(絶版)

アルトリコーダー用: SR-138 3800円+税

ダウンロード製品  620円(税込)



★解題★

 J.C.シックハルトの「12のソナタ 作品17」は、1712年から15年までの間に、アムステルダムのRogerから出版され、のちにロンドンのWalshから少なくとも2版にわたって再刊されました。若々しいエネルギーと大家の風格とを兼ね備えた、充実した力作ぞろいの作品集です。


★解説★

 作品17-1のソナタは5楽章から成っています。 5つの、いずれ劣らぬ力作楽章から成るソナタで、随所に印象的なモチーフのある佳品です。

 第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の4拍子です。比較的細かい動きをまじえながら動いて歌っていきます。魅力的な旋律です。

 第2楽章はアレグロ(快活に)と指定されたアルマンドです。ヒタヒタと調子よく進むシックハルトが得意とした音楽で、32分音符の速い動きを含む速いリフレインが印象的です。終わり近くに出てくる人懐こいフレーズも一度聴いたら忘れられないでしょう。

 第3楽章はヴィヴァーチェ(生き生きと)、4分の3拍子の活発な楽曲です。最後に大きな音符で動く箇所がありますので、ここが間延びしないようにするとなると、かなり速いテンポになりそうです。

 第4楽章は発想記号がなく、2分の6拍子というやや珍しい拍子です。シチリアーノふうの音楽で、かなり長大ですが、美しい哀切な調べを含みます。

 第5楽章は再びアレグロで、4分の2拍子です。すばしこい感じの主題で始まり、快調な終曲。全曲をしめくくるエコーのフレーズが何とも可憐です。


★試聴ファイル★

リコーダー: 石田誠司
通奏低音(電子楽器): 石田誠司  

※カッコ内の表示は「指回り難度」です。

第1楽章(B−2)
第2楽章(C−1)
第3楽章(C−1)
第4楽章(B−1)
第5楽章(C−1)


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