ソナタ ハ長調 作品17-4
Youtube のRJP応援チャンネル「リコーダーの底力」より
全曲の演奏(ノーカット)の試聴ができます。
★この曲を収録した伴奏音源つき楽譜★
2243 アルトリコーダー用 1800円+税
SR-143 アルトリコーダー用 3800円+税
ダウンロード製品 1860円(税込)
★解題★
J.C.シックハルトの「12のソナタ 作品17」は、1712年から15年までの間に、アムステルダムのRogerから出版され、のちにロンドンのWalshから少なくとも2版にわたって再刊されました。若々しいエネルギーと大家の風格とを兼ね備えた、充実した力作ぞろいの作品集です。
★解説★
5つの楽章から成り、全体に屈託のない感じの音楽です。
第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の4拍子です。親しみやすい旋律を歌い継ぐなか、ときどきみせる愛嬌、そしてあたたかな高揚。
第2楽章はアルマンド。シックハルトのアルマンドによくみられる、ひたひたと進む心地よい快速感が支配しています。気分よく演奏していると、最後に32分音符が出てきて面食らいますが、たいして難しくはありません。
第3楽章はアレグロ(快活に)、本作の中核をなす4分の3拍子の長大な楽章です。フレーズの息が長くて、特に中盤は「どこまで行くのか」と思うほど長いフレーズがあってちょっと大変かも知れません。後半に入ると間もなく進行が落ち着いてきてわかりやすい音楽になります。
第4楽章は8分の6拍子のジーク。付点8分音符を用いた跳ねるリズムが含まれますので、あまり猛烈な速さで演奏しなくても躍動感があります。
第5楽章はアレグロ、4分の拍子で、短いなかに多彩なリズム型を盛り込んでユーモラスに音楽を進めます。
★試聴ファイル★
リコーダー: 石田誠司
通奏低音(電子楽器): 石田誠司
※カッコ内の表示は「指回り難度」です。
第1楽章(B−2)
第2楽章(C−1)
第3楽章(C−1)
第4楽章(C−1)
第5楽章(C−1)
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