ソナタ ト短調 作品1-7
Youtube のRJP応援チャンネル「リコーダーの底力」より
全曲の演奏(ノーカット)の試聴ができます。
★この曲を収録した伴奏音源つき楽譜★
アルトリコーダー用: 2265 1800円+税
アルトリコーダー用: SR-130 2800円+税
ダウンロード製品 1860円(税込)
★解題★
J.C.シックハルトの「アルトリコーダーと通奏低音のためのソナタ 作品1」(全7曲)は、1710年ごろまたはそれより早くに、アムステルダムのRogerから出版されました。デビュー作にふさわしい力のこもった作品集です。
★解説★
5つの楽章から成り、シックハルトにとって初の作品集の最後を飾るにふさわしい出来栄えの佳品です。
第1楽章はファンタジア(幻想曲)と題された4分の4拍子の曲で、内容から、そこそこ速いテンポで演奏したい感じです。終わり近くの16分音符での同音連打の気持ち良さ。しかし局所的には低音域のとても難しいパッセージがあります。
第2楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の4拍子です。多彩なリズムを用いて歌う短い間奏曲ふうの楽章で、フリギア終止で次の楽章へ続きます。
第3楽章はヴィヴァーチェ(生き生きと)、4分の3拍子です。四分音符を中心とする音楽で、かなり速いテンポが想定されているでしょう。
第4楽章は8分の6拍子のジーク。二つの16分音符を含む音型が小気味よく、かなり速いテンポで演奏するのも良さそうですが、ここでは、歌謡性を重視した遅めのテンポを採用しています。
第5楽章はガヴォット、4分の4拍子で、プレスト(速く)と指定された、おまけのような短い終曲です。シックハルトのガヴォットは、このように跳ねるリズムで書かれたものがよくあります。
★試聴ファイル★
リコーダー: 石田誠司
通奏低音(電子楽器): 石田誠司
※カッコ内の表示は「指回り難度」です。
第1楽章(C−2)
第2楽章(B−2)
第3楽章(C−1)
第4楽章(C−1)
第5楽章(C−1)
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