コレルリの合奏協奏曲による
トリオソナタ 第3番 ニ長調
Youtube のRJP応援チャンネル「リコーダーの底力」より
全曲の演奏(ノーカット)の試聴ができます。
★この曲を収録したCDつき楽譜★
アルトリコーダー用: 2275 2400円+税
アルトリコーダー用: SR-148 3800円+税
ダウンロード製品 620円(税込)
★解題★
「12の合奏協奏曲集 作品6」は、大作曲家コレルリ晩年の最高傑作です。これを、バロック時代のリコーダー音楽の大作曲家・シックハルトが、アルトリコーダー2本と通奏低音のためのトリオソナタに編曲したのが、「コレルリの合奏協奏曲による12のトリオソナタ」です。まさに、作曲者・編曲者ともに最高の人を得た、名品と言えるでしょう。
★解説★
4つの楽章から成り、すべて合奏協奏曲第11番からとられています。原曲の方は5楽章構成で、シックハルトは3番目に位置するアダージョ〜アンダンテ・ラルゴの楽章を捨てた形になっています。(この楽章はほかのソナタでも採用されていません。なお、楽章の数え方には異論もあるかも知れません。)
第1楽章はラルゴ(広々と)、4分の4拍子です。2本のリコーダーが、ときにぶつかってきしみながら美しく歌い上げます。コレルリらしい気品のあるプレリュード。
第2楽章はアルマンドと題され、アレグロ(快活に)、4分の4拍子です。2本のリコーダーは、最初は声を合わせて決然と音楽を始めますが、そのあとはおおむねリズミカルな掛け合いで音楽を形成していきます。
第3楽章はサラバンドと題され、ラルゴ、4分の3拍子です。ラルゴとは言ってもそう遅いテンポの曲ではなさそうです。わかりやすい旋律で、姿良くまとめられた楽章です。
第4楽章はジーグと題され、ヴィヴァーチェ(生き生きと)、8分の6拍子です。これも親しみやすくわかりやすいテーマを用いた、実に上品な感じのジーグで、軽妙に全曲をしめくくります。
★試聴ファイル★
リコーダー: Duo Affettuoso (長谷川圭子・長谷川智彦)
通奏低音(電子楽器): 石田誠司
※カッコ内の表示は「指回り難度」です。
第1楽章(B−2)
第2楽章(B−3)
第3楽章(B−2)
第4楽章(C−1)
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