リコーダーJP トッファム作品
ソナタ 第1番 ト長調
全曲ノーカットで試聴できます
(YouTubeのリコーダーJP応援チャンネル「リコーダーの底力」)
★この曲を収録した伴奏音源つき楽譜★
2246 リコーダー用 1800円+税
SR-139 リコーダー用 3800円+税
ダウンロード製品 1860円(税込)
★解題★
トッファムの作品1は1701年、作品2は1706年にロンドンで出版されたもので、どちらもアルトリコーダーソナタ6曲を収録しています。そして、これら12曲をまとめたものがのちにアムステルダムで再版されました。
ここで「第1番」としたのは、「作品1−1」のソナタです。
★解説★
4つの楽章から成ります。
第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の3拍子です。とつとつとした語り口ですが、「口数の少ない、しかし誠意が感じられて好感の持てる人物」のような感じでしょうか。
第2楽章はヴィヴァーチェ(生き生きと)、4分の4拍子です。16分音符の「頭欠け」の音型をモチーフとして、なかなかのスピード感で音楽を進めます。中盤ではしっかりしたクライマックスも築きます。
第3楽章はグラーヴェ(重々しく)、2分の3拍子です。低音が短い音型をずっと執拗に繰り返す上で、リコーダーがいろいろに・・・と言いたいところですが、書かれている楽譜はかなり地味なものです。演奏者が自由に変奏・装飾を行ないながら演奏するのでしょう。
第4楽章はアレグロ(快活に)、4分の4拍子です。コレルリの作品5−9のソナタの終楽章をちょっと思い出させる雰囲気の音楽で、低音がかなり忙しく動き回る上で独奏楽器は大きな音符でシンプルな旋律を爽やかに奏します。ほぼ同じ音楽をもう一度奏するように書かれているのは、おそらく「ダブル」の意図なので、2度目はいろいろに装飾・変奏を加えながら奏するのでしょう。
※演奏例がお聴きいただけます
■リコーダーによる演奏
第1楽章(B−1)
第2楽章(C−1)
第3楽章(B−1)
第4楽章(B−3)
※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー演奏: 早川廣志 チェンバロ(電子楽器)演奏: 石田誠司
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