リコーダーJP トッファム作品
ソナタ 第5番 ヘ長調
全曲ノーカットで試聴できます
(YouTubeのリコーダーJP応援チャンネル「リコーダーの底力」)
★この曲を収録したCDつき楽譜★
ダウンロード製品 620円(税込)
2299 リコーダー用 1800円+税
★解題★
トッファムの作品1は1701年、作品2は1706年にロンドンで出版されたもので、どちらもアルトリコーダーソナタ6曲を収録しています。そして、これら12曲をまとめたものがのちにアムステルダムで再版されました。
ここで「第5番」としたのは、「作品1-5」のソナタです。
★解説★
4つの楽章から成り、緩・急・緩・急の「教会ソナタ」型の構成です。
第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の4拍子です。分散和音でゆったりと始まり、比較的小さな動きで音楽をつむいで行きます。どこかのどかで、品よくまとめられた楽章です。
第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の4拍子です。3音から成る音型を3回繰り返してから終止に入るという特徴的なテーマを用いたフーガになっています。提示と応答2セットを経て、テーマの反行型のような音型をみせたあたりから16分音符の速い動きを取り入れ、最後はやや唐突なにぎやかさの中でしめくくります。
第3楽章は再びアダージョ(ゆっくりと)で、2分の3拍子で、ヘ短調の、沈んだ調子の音楽です。やがて完全に終止したあと、付点の跳ねるリズムを導入して少し気分を変え、間もなく収束に入ります。
第4楽章はヴィヴァーチェ(生き生きと)と指定され、8分の6拍子です。リコーダーが示したモチーフに低音同度で応答する、「ちょっとフーガ風」の場面が4度ほどあって、それが音楽の節目をつくっています。
※演奏例がお聴きいただけます
■リコーダーによる演奏
第1楽章(B−2)
第2楽章(C−1)
第3楽章(B−1)
第4楽章(C−1)
※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー演奏: 石田誠司 チェンバロ(電子楽器)演奏: 石田誠司
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