リコーダーJP アラカルト
    


テレマン デュオソナタ 第5番 ニ短調

★この曲を収録したCDつき楽譜★

RL-024 リコーダー用 900円+税



■6つのデュオソナタ■

 テレマンは2本の旋律楽器のためのソナタを何セットが書きました。この「6つのソナタ」はその中でも最初期に属するもので、もとはフラウト・トラベルトかヴァイオリンのための曲として1727年にハンブルグで出版されました。リコーダー用としては、3度高い調で演奏されます。全集番号ではTWV40:101〜106の番号がついています。

 ただ、この曲集には複雑な事情があり、のちに何度か出版されるたびに、曲集内での曲順が違っていったようです。その関係でリコーダー用に出版されてよく用いられているショット社版やハインリヒ社版では全集版の番号と大きく違っています。このためオリジナルの番号に従うと、リコーダーファンの皆様にとっては「思っていた曲と違う」ということになる可能性が大きいと考え、RJP版もショット版などの番号を踏襲しました。

 ともあれ曲は2本の旋律楽器が織りなす音楽としてまさに極上のもので、リコーダー奏者にもフルート奏者にもたいへん愛されてきました。


■第5番について■

 4つの楽章から成っています。一種哲学的な雰囲気を持つ、しっかりした内容の名作です。指遣いにも極端に難しいところがありませんから、広くお勧めできます。

 第1楽章はラルゴ(ひろびろと)、4分の6拍子。ゆっくりした短調の曲ですが、悲しみを歌うというよりは、非常に内省的・思索的な感じがします。高い音は出てきますが、音の進みかたがなだらかなので、演奏は難しくないでしょう。

 第2楽章はヴィヴァーチェ(生き生きと)、8分の3拍子です。活発な感じの主題をフーガふうに導入したあと、副主題を挟みながら、何度か主題を扱う構成です。リズミックな面白さに満ち、引き締まった構成のすぐれた快速楽章です。

 第3楽章はグラツィオーゾ(優美に)、4分の3拍子です。付点リズムの主題を呼びかわして始まり、2本のリコーダーの対話で音楽が進みます。2度・7度の不協和音程をたくみに用いた、響きの緊張と解放による美しさが(第1楽章でもそうだったのですが)絶妙の味付けになっています。

 第4楽章はアレグロ(快活に)、8分の9拍子です。ジークのようなノリですが、もちろん3拍子系ですからジークではありません。2本のリコーダーが「すばやく役目を交替する」面白さは抜群で、これはやはり聴く人以上に演奏する人こそが味わえる楽しさでしょう。微妙な表現を求める箇所やキメどころも数多く用意されていて、サーヒス満点の作品です。


※ 演奏例がお聴きいただけます

■リコーダーによる演奏
第1楽章
第2楽章
第3楽章

第4楽章
※リコーダー演奏:Duo Affettuoso


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